コーヒーは香りだけ・・・

香りで心地よい睡眠環境を作りましょう
夜、布団に入ってから寝つきが悪いと感じる人は少なくないと思います。
快眠には、日中の適度な運動や入浴、それと寝る時の環境づくりが大切です。今回は嗅覚にうったえる香りによる快眠の環境づくりのお話です。
人間の五感の中で、嗅覚は〝大脳辺縁系″という睡眠欲など人間の本能と深い関係にある場所に刺激を与えると考えられています。
大脳辺縁系とは、7000万年前から、先祖が発達させてきた、原始的な脳のことです。
嗅覚以外の感覚は、例えば視覚や聴覚などは、脳の表面の大脳皮質から大脳辺縁系に伝わります。だから嗅覚が人間の本能にいち早く、強く作用するのです。
嗅覚の刺激で、心地よい眠りをもたらせる香りをご紹介します。
どのような香りが脳に変化をもたらすかという実験をした結果、「ラベンダー」や「カモミール」は脳が穏やかに活動しているときに現れるアルファ波が高まる有力な香りだと分かりました。
どちらの香りもアルファ波が高い数値を示します。
アルファ波が高い数値を出すという事は、脳を休ませ、睡眠に誘う働きがあるという事です。
ラベンダーやカモミールのエッセンシャルオイルを枕に少し染み込ませたり、ラベンダーの葉を小袋に入れて枕元に置いてみてはどうでしょうか(*^^*)快眠環境作りには効果的です!!!
ところで、コーヒーといえば覚醒作用があり、睡眠には適さない飲み物というイメージですが、実は「コーヒーの香り」には脳をリラックスさせる効果があることが分かっています。
コーヒーといっても、いろいろなコーヒー豆の種類がありますが、その中でブラジルサントス、グアテマラ、ブルーマウンテン、モカマタリ、マンデリン、ハワイコナを使い調べたところ、〝グアテマラ″と〝ブルーマウンテン″が一番アルファ波の高く出た種類だそうです。
つまりラベンダーやカモミール同様、グアテマラとブルーマウンテンの香りは安眠効果が得られるという事です。
香りにリラックス効果が含まれているといっても、強い覚醒作用のあるカフェインを含んでいるのがコーヒーなので、寝る前に飲んでしまっては逆効果になります。コーヒーを飲むのは日中だけにして夜は香りだけを楽しんでみてください。( ^^) _U~~